この街には公私にわたり四季を問わず数えきれぬほど訪れた。
1990年に気ままに札所巡りをしたのが初めで、札所23番の音楽寺・しだれ桜の清雲寺・芝桜の羊山公園などの桜花や椋神社の龍勢祭り(農民ロケットの打上げ)・秩父神社の川瀬祭り(荒川の流れの中での神輿洗いの神事)を撮りに行ったり、石仏協会の仲間と札所4番金昌寺の石仏調査に訪れたりしていた。
  また、セメント工場や石灰工場に納入した機器の試運転調整やメンテナンスなどに時々出向いていた。

 2007年に四国遍路を結願してから、この秩父三十四観音札所巡りがいつも頭の片隅にあった ・・・・ 2年後の秋実現した。
 多分、次は板東三十三観音札所巡りをするのだろう。

  暗いうちに自宅を出発、6時前に四萬部寺に着いた。
  さすが?秩父巡礼の出発寺、納経受付け時間前のためか数台が駐車しており、車中に仮眠?する巡礼者の姿があった。
 山門正面奥の観音堂に詣り、右の納経所で納経帖を買い求め二泊三日の秩父巡礼を一人のんびりと楽しんだ。

 巡礼の始まりは、花山法皇が永延2年(988)に西国巡礼を行ったことを始まりとする説が有力なようで、西国三十三観音・坂東三十三観音・秩父三十四観音と続いて開かれ、3つの観音霊場をあわせた総数から百観音霊場と呼ばれています。
 公家の西国、関東武士の板東に対し、秩父は一般庶民の信仰として開かれたとも云われている?ようです。
 曹洞宗の寺院が多く20寺を数えました。
  昨年上映された、曹洞宗を開き禅の教えを説いた鎌倉時代の僧、道元禅師の生涯を描き出した映画 「禅 ZEN」 を思い出しながらの旅でした。

合掌の心を持っていればバチはあたらないと勝手に理解し下記のようにお詣りした。
 1: 門前にて一礼し境内に入る
 2: 水場で口と手を清める
 3: 観音堂前の納札箱に納札を入れる
 4: ローソクと線香を立てる 、、、、、、省略した
 5: 賽銭を入れる
 6: 合掌して読経 、、、、、、、、、、読経は省略した
 7: 一礼し観音堂を退去する
 8: 納経所で納経帖に墨書朱印してもらう
 9: 門を出て一礼し寺をあとにする