小江戸川越、なんと心地よい響きなのだろう。
江戸の面影を今に残す蔵造りの街並みの中に星野山 喜多院がある。
天長 7年(830)に慈覚大師円仁により創建され、慶長 17年(1612)天海僧正が住職となり徳川家康の信頼を得て寺勢を誇ったといわれています。

寛永 15年(1638)の大火で現在の山門を除き消失、三代将軍家光公の命により江戸城紅葉山の別院を移築して客殿、書院、庫裏とした。
それが結果的に江戸の大火を免れて 江戸城随一の遺構として残った。
いま、客殿に 家光誕生の間,書院に 春日局化粧の間 などが一般公開されている。

木立に囲まれた境内には、十大弟子,十六羅漢を含め 535尊者,中央高座の大仏に釈迦如来,脇侍の文殊菩薩と普腎菩薩,左右高座の 阿弥陀如来と地蔵菩薩を合わせ全部で 540体が鎮座しています。
川越北田島の志誠の発願により、天明 2年(1782)から 50年間にわたり建立されたと伝えられています。

都心から 30kmの首都圏に位置しベッドタウンでありながら、蔵造りの町並み,時の鐘など観光スポットが多く、休日には子供から大人まで多くの観光客で賑わいます。
喜多院はJR川越駅から 1.5km、観光地図を手に徒歩で町並を楽しんで下さい。

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