大谷川に架かる 「神橋」 から上流に 300m、斜め左に入る道を進み 500m、含満大谷橋の手前右側にあります。

日月と、合掌して向き合う二猿を陽刻した日光独特な?庚申塔が参道右側に 10基ほど立ち並んでいます。
また、山門の先左手には日光で最古と云われる 「梵鐘」 が、その先には明治 35年の大洪水で対岸上流の含満ヶ淵から流された 「憾満親地蔵尊」 の大きな御首が赤い帽子をかぶった姿で祀られています。
さらに進むと、祠の中に真っ赤な帽子と前掛けを付けた姿のお地蔵さんが 3体祀られており、中央が日光で最古の石仏と云われる 「導き地蔵尊」 です。

広い境内には 「菅笠日限地蔵尊」・「防火隊碑」 など歴史を感じる石仏が多い。

山門前の縁起書きを転記します。

還源山妙覚院浄光寺
浄光寺には、1200年を越す歴史がある。
日光開山の祖勝道上人が日光一山の菩提寺として、仏岩(山内)に往生院を創設した。
これが浄光寺の起源である。
延応 2年(1240)には日光山本坊光明院(輪王寺の前身)と同時に、その六供浄光坊が創立され、後に往生院と合併した。 寛永 17年(1640)に当地に移され、現在はこの地の菩提寺である。
本堂は昭和 48年に増改築されたが、内陣は江戸期のものをそのまま残している。

本尊は、春日仏師作と伝えられる阿弥陀如来三尊坐像。
本堂には、鎌倉時代の青石の板碑があり、弘法大師真筆と伝えられる 「妙覚門」 の額が掲げられているが、これも往生院との繋がりを示すものである。
境内にもこの寺の長い歴史を物語る史跡が数多くある。

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