寅年を迎えた正月 3日、通称 「寅さん」 で有名?な映画の地、葛飾柴又の七福神巡りをしてきました。
テキ屋稼業を生業とする寅次郎が、旅先で出会った 「マドンナ」 に毎回振られる人情喜劇で渥美清が主演、山田洋次監督の人気映画 「男はつらいよ」 全 49作品のロケ地です。

京成電鉄 柴又駅前には 「寅さん」 銅像も立ち、柴又帝釈天(題経寺)境内は大変な賑わいで、近くの 「矢切の渡し」 も渡し船に乗る客で数十人が並んでいました。

七福神
古来から福をもたらすと信仰されている神で、一般的に恵比寿天・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋尊(宝袋尊)・寿老人・福禄寿を云います。

以下は、駅前で手にした七福神マップの解説文です。

■ 観蔵寺[寿老人]  葛飾区高砂5-5-2
杖をつき長い頭の寿老人は、中国の神様で、七福神の第一におかれる長寿延命の神様です。

■ 医王寺[恵比寿天]  葛飾区柴又5-13-6
右手に釣り竿を持ち、左手に鯛を抱えている狩衣姿の恵比寿天は、日本古来の神様で、もともとは航海と漁業の守り神であり、商売繁盛の神様です。

■ 宝生院[大黒天]  葛飾区柴又5-9-18
米俵に乗っている大黒天は、インドの神様と大国主命の習合。 大きな袋と打ち出の小槌で、多くの人々を救済する、出世財福の神様です。

■ 万福寺[福禄寿]  葛飾区柴又6-17-20
短身長頭で白い髯がある福禄寿は、中国の神様で、南極老人星の化身です。 福は幸福、禄は高禄、寿は長寿をあらわし、三徳を兼ねた神様です。

■ 真勝院[弁財天]  葛飾区柴又7-5-28
ヒンズー教の代表的女神サラスバーティを由来としている弁財天は、水の神様。 また、音楽・弁舌の能力も与えてくれる神様であり、知恵と財宝の神様です。

■ 良観寺[宝袋尊]  葛飾区柴又3-33-13
袋をたずさえて笑っている宝袋尊は、中国の禅僧で実在の人物。 弥勒の化身の宝袋尊は、すべてを包容する和合成功の神様です。

■ 題経寺(柴又帝釈天)[毘沙門天]  葛飾区柴又7-10-3
毘沙門天は、インドの神様で別称多聞天といいます。 右手には財福を生む宝棒(鉾)、左手には除災招福の宝塔を持っています。
映画 「男はつらいよ」 で有名な寺院で、山門・鐘楼などの彫刻がみごとです。

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