栃木・群馬・埼玉の三県境近くの中央エントランスは、東武日光線柳生駅の東700mです。

渡良瀬遊水地は、渡良瀬川・思川・巴波川が合流する湿地帯を堤防によって囲んだもので、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがり 約33平方kmの広大な広さで内部は若干の道路と橋のみです。

洪水防止を目的として計画されたが、渡良瀬川上流にある足尾銅山から流出する鉱毒が流域に広がり鉱毒対策として造成されたようです。
鉱毒反対運動の中心地だった谷中村は1906年、全域が強制買収され廃村となりました。

この旧谷中村墓地や谷中村役場跡地などの遺跡は谷中湖の北側の谷中村史跡保全ゾーンにあります。
また、北エントランス近くの堤防の外側に旧谷中村合同慰霊碑もあります。

遊水地には野鳥・昆虫・魚類・希少な植物も多く豊かな自然が残されています。
重要な湿地とそこに生息する動植物を保護するラムサール条約に登録(2012)されています。

遊水地内は自転車での散策が楽しいです。
近くの道の駅「きたかわべ」や、谷中村史跡保全ゾーンにある事務所で借りることが出来ます。

3月上旬の湿原に浮かぶ筑波山山頂に昇る日の出、3月下旬のヨシ焼き、4月上旬のバルーンフェスティバル など時々撮影に訪れています。

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