所在地: 加西市玉野町
石棺仏では超有名?な山伏峠 ・・・・・・・・・・北条の石仏から自転車で 20分程度でした。

石棺には、一石を刳り貫いた棺・複数の石材を組合わせた棺などがあり、その形から、刳り貫舟形石棺・家形石棺・長持形石棺などと呼ばれている。

昔、死者を埋葬するとき石や木で造った棺におさめていた。
古代エジプトのピラミッド内にも石棺が使われており、有名なツタンカーメン王のミイラは純金のミイラ形棺など、棺を複数包み重ねて おさめられていたとか。

加古川市から加西市にかけて、古墳時代の石棺を転用し仏を刻んだ石棺仏が多数あります。
これらの石棺仏は全国で 120基ほど確認、その 8割がこの地域に点在しているらしい。

加西市民球場近くの丘陵に数百メートルの緩やかな山道がある。
その山道の峠に、古墳築造時に運びやすいように縄掛け突起を削出した石棺、当時の姿をそのまま残した、一見して石棺仏とわかる姿で雰囲気よく佇んでいる。

入口の像は、家形石棺の蓋裏に舟形光背を線刻し阿弥陀像を半肉彫りした高さ 2m強の石棺仏です。
左奥の像は、長持形石棺の蓋裏に左足を垂らした地蔵と、小さな地蔵 6体を半肉彫りした高さ 2m弱の石棺仏です。
これぞ石棺仏!! ・・・・・絵になる姿です。
中央の小さな像は高さ 1mほど、阿弥陀三尊を半肉彫りしている。

羅漢寺の近く、高速道を潜り左方向に進むと小谷の石棺仏があります。
家形石棺の蓋裏に阿弥陀坐像と小さな地蔵 6体を厚肉彫した高さ 2m弱の石棺仏です。
光背に太陽?3個を刻んだ、激しく風化した姿がお堂の中にあった。

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