「松島や ああ松島や 松島や」
万葉の昔から風光明媚な地として知られる松島は、天の橋立,安芸の宮島を加え 日本三景の一つです。
湾に浮かぶ 波浪浸食した島々に松の木、芭蕉も絶句?した景観が素晴らしい!!

JR仙石線 松島海岸駅から徒歩 10分に伊達家の菩提寺 青龍山瑞巌円福禅寺があります。
塩竃からの遊覧船がお薦め、船着き場から歩 5分で瑞巌寺です。

天長 5年(828) 慈覚大師円仁による開基で、松島寺とも呼ばれ 鎌倉時代に盛期を迎えるも、時代とともに衰退の一途を辿ったという。
そして慶長 9年(1604)に至り、伊達政宗は仙台藩の基盤整備に伴い寺院などの修復に着手、この瑞巌寺は 5年の歳月をかけて造営した絢爛豪華な桃山様式の名刹です。
乙字形の玄関や 武者隠しの間も造るなど、寺 という名を借りた軍事的機能を備えた出城 とも噂されたそうです。
本堂御成玄関、庫裡や回廊は国宝らしい。

総門を通り右手に進むと、岩肌に修行の場として掘られた無数の石窟が遺っている。
石窟の壁には仏像が刻まれ、窟前には千手・馬頭観音像などが立ち並び 訪れる人の眼を楽しませている。

近くには、雄島という小さな島があり 赤い橋を渡ると、至る所に磨崖仏や祠,石碑などが点在しています。
松の木とのコントラストがスバラシイ!!

また、松島のシンボルとも言われている 五大堂も近くにあります。
堂のある小島にかかる太鼓橋は 松島を語る風景画として欠かせない一枚となるでしょう。
大同 2年(807)坂上田村麻呂が東征のおり 毘沙門堂を建立、後に慈覚大師が大聖不動明王を中心に 左右降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の 五大明王像を 安置したことから 五大堂と呼ばれています。

慈覚大師円仁は関東以北に数々の寺を開基しており、岩手県の中尊寺、山形県の立石寺、埼玉県の喜多院などが有名です。
特に山形県においては 10を越える寺を開いているそうです。

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