松本電鉄上高地線 波田駅の南南西 14kmです。

標高1,200m、松本平を一望する清水高原山中の清水寺境内に観音像がたくさん立ち並んでいると聞き訪れてみた。

ユーモラス?な表情の石像仁王像・門から山門へ延びる参道両側に、百体観音が小雨に濡れた艶やかな顔をして立ち並んでいた。

寺の由緒書とご内儀の話によると、天平元年(729年)、釋行基が自ら千手観音を彫って安置し創建した寺だそうです。  その後延暦年間に征夷大将軍 坂上田村麻呂が妖鬼追討の祈願をし、霊験に感謝して、ここの寺の御本尊を都に移し、京都東山に清水寺を建立して安置したと伝えています。

本堂の前立千手観音像は光背を含めて高さ1m程で、両腕を頭の上で組む珍しい姿でした。
「清水様式」と呼ばれており京都清水寺も同じ姿だとか、深い縁を感じます。

近年、京都清水寺の住職が参詣に来られた時、こちらの寺の娘さんに一目惚れしたとか。
京都清水寺のご内儀になった娘さんは、今も元気に活躍しておられるそうです。

すぐ近くに公共の宿「スカイランドきよみず」が開館した。
ここに泊まり、麓山形村の道祖神巡りもお勧めです。

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